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「 リリツァ 」


大阪国際室内楽フェスタ・予選

B - 5
Entry # 606
グループ名 :リリツァ
参加国 : ベラルーシ
メンバー : アンドレイ・ソチネフ / ベースバラライカ
トラフィム・アンツィポフ / バヤン
アリョーナ・ソチネヴァ / ツィンバロン
プロフィール : 2000年にベラルーシで結成。メンバーは皆レベルの高いプロの音楽家で、ベラルーシ国立音楽院の卒業生であり、クラシックの音楽教育を受けている。同アンサンブルは世界的に有名な様々な作曲家の作品やベラルーシ民謡を巧みに編曲したものを演奏している。
また、ロシア、ポーランド、ブルガリア、ドイツ、中国などで行われる著名な国内外の室内楽、民族音楽のフェスティバルで入賞しており、ソロコンサートでも演奏活動を重ねている。
予選演奏曲 : A.マリノフスキー ( リリツァ編曲 ) / 古い塔の歌
A.クシャコフ / 過ぎゆく時の絵 第1、8、12楽章
A.ピアソラ / オブリビオン ( 忘却 )
A.コバレフ ( リリツァ編曲 ) / カントリー・メロディーズ
E.デルベンコ / 歌劇「 カルメン 」のテーマのコラージュ
A.ツィガンコフ & A.ベリャエフ / 2つのギター

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

3人のメンバー達がステージに現れた時にニヘドンが感じた事。
「 うひょー!!
ベース・バラライカがでかい!! 」
こんな馬鹿デカいのが普段のオーケストラにいなくて良かった。
ただでさえ、ステージの上で所狭しと並んでいるオケの皆さんの邪魔になるでしょ〜? ( 笑 )
のぺーっと大きい図体が、ジンベイザメっぽい。
3人の楽器編成がまたユニーク。
アコーディオンみたいなバヤン。
ジンベイザメなベース・バラライカ。
そしてツィンバロンを紅一点のアリョーナ嬢が担当します。
3人共、黒い地に白いアップリケの付いたシャツに黒いズボンの衣装です。

最初の曲はマリノフスキーの 「 古い塔の歌 」です。
たった3台の楽器で幾重にも層になったミルフィーユの音色を奏でるアンサンブルです。
甘〜い。美味し〜い。
実はニヘドンは、このグループがいたく気に入りまして、自分でお金を払ってでも、又聴きたいと思うのです。
民族楽器の温かみを芸術の域まで高める素晴らしい演奏だと思いました。

2曲目はクシャコフの 「 過ぎゆく時の絵 」です。
第1楽章 彼らの演奏への集中力は凄い!
客席中が圧倒されてしまったかの様です。
第8楽章 おどろおどろしい雰囲気の中にも明るいユーモアが感じられます。
正にロシアの精神ここに有りです。
第12楽章 ふーん。民族楽器って、色々な表現が出来るんだなあ…。
普段余り馴染みの無い楽器を楽しむにはもって来いの曲でした。

3曲目はピアソラの「 オブリビオン ( 忘却 )」です。
美し〜い。ベース・バラライカに一目惚れです。
あ、いや、音を聴くのだから 「 一耳惚れ 」と言うべきか!?
もうニヘドンは、あのベース・バラライカの音でなければ駄目な耳になってしまった。
( * _ * )

もし、この世からコントラバスが消えてなくなってしまっても、ベース・バラライカが代役を務めてくれるならニヘドンはへっちゃら。
( でもあのベース・バラライカをしまうケースって有るのだろうか? )

4曲目は、コバレフの 「 カントリー・メロディーズ 」です。
軽快な楽しい曲です。
ツィンバロンの超絶技巧が見ものです。

5曲目はデルベンコの「 カルメンのテーマのコラージュ 」です。
囁く様に演奏する所が心憎いばかり。
途中で笛を吹いたり、掛け声を掛けたり、ユニークな遊び心有る演出も楽しめます。
ベース・バラライカ担当のアンドレイ兄ちゃんがソプラノで歌い出したり、バヤン担当のトラフィム兄ちゃんがリズムを引っ張っちゃったり。
「 天国と地獄 」や 「 結婚行進曲 」のメロディーも入っちゃって、客席からは思わずクスクス笑いが!
楽しい!!
ニヘドン、こう言うテイスト大好きですから!!

最後の曲はツィガンコフ&ベリャエフの 「 2つのギター 」です。
もうニヘドンは、すっかり彼らの演奏の世界の虜。
つべこべ言わずに楽しめって感じ。
だから曲についてのコメントは無し。( 笑 )ニヘドンがもう1つファン・サイトを立ち上げるなら、この「 リリツァ 」だな。

100点満点中 86点!


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

さて、2日間の審査を終え、ボランティア審査員達は、そこで解散です。
でもニヘドンは審査発表を聞きたかったので発表まで会場で待っていました。
発表後、そそくさと会場を出て、大阪城公園で行われていた大阪総踊りのイベントを少し見物してみました。
そしてJR 大阪城公園駅まで行きました。
すると!
フェスタの全てを終えた出演者達がゾロゾロと楽器を抱えてホームにやって来るではありませんか!!
トップバッターでピアノを聞かせてくれたトゥー・ピアニスツもいます。
ファイナルに進出を決めた人達は、今後の打ち合わせに残ったのでしょう。
ホームにやって来た人達は、残念ながらファイナルに残れなかった人達でした。
リリツァの3人もいます!!
ニヘドンはリリツァの3人と同じ車両に乗り越みました。
ニヘドンはリリツァの演奏中に、ベース・バラライカのケースの事が気になったのでした。
今、ニヘドンの目の前に本物のベース・バラライカが有ります!
黒い布のカバーに包まれていました。
流石にハードケースじゃなかったね。( 笑 )
( ふーん。あんなでっかいベース・バラライカって、日本の電車に普通に乗れるんだ。)
変な所で感心してしまいました。
大いに気に行ったリリツァのメンバー達と同じ車両に乗り合わせたのですから!
これはもう突撃インタビューしかないでしょう。
ところがニヘドンは何も言葉を掛ける事が出来ませんでした。
ファイナルに進めなかった彼らの失望が車内の空気をどよーんと重くしていました。
この電車には、他にも大勢の出演者達が乗り込んでいました。
彼らは一様に落ち込んでいます。
「 どよーん 」
「 どよーん 」
「 どよーん 」
彼らは大人だろうと、男だろうと、プロだろうと、とことんファイナリストになれなかった事を嘆いています。
日本人だったら、こう言う時には負け惜しみを言うでしょう。
「 別にファイナリストになりたかった訳じゃないさ。」
「 え? このフェスタって、イベントでしょ? マジ入らないよ。普通。 ねえ? 」
「 俺達の音楽が分からない審査員って、どんだけ? 」
みたいなね。

素直にブルーのどん底に落ち込む彼等に、ニヘドンは掛ける言葉を持ち合わせていなかったのでした。

でも本当は言いたかったのです。
リリツァの皆さんに。
「 I love your music.」
また、どこかで素敵な演奏を聞かせて下さいね!
→つづきをみる
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神奈川フィル・コンサートマスター(超イケメン)を追いかけながら、あちこちのコンサートを巡り、周辺のレストランで食べまくり、裏道を歩き回り、ブログに書きまくっています!!
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